Urbanus2のブログ

個人的な趣味全開のブログであるため、読む人をかなり選ぶことでしょう。その辺をご理解いただいた上で拝読していただければ恐悦至極です。

「お笑い」の追記

 以前、お笑いを否定するようなことを書いてきたが、僕自身はお笑いが大好きである。特に漫才が好きだ。コンビやトリオだからこそ成り立つ掛け合い、絶妙なタイミングで、かつ的確に繰り出されるツッコミ、そして観客すらもツッコミを入れてしまいたくなるボケ。観ていて本当に面白く、楽しい気分にさせてくれる。そんなお笑いが僕は好きだ。
 芸能事務所が裏社会とつながりを持っていようと、僕は構わない。ただ、裏社会は裏にあるからこそ、その役割を果たすことができる。以前はそういった方々の間では、「決して堅気の人間には手を出してはいけない」「堅気の人間の目の及ぶ範囲で事を為してはならない」という厳格なルールが存在した。そして、そうした社会が存在することを住民たちも認識し、暗黙の了解として受け入れていた。
 だが、僕らの過剰なまでの排他的姿勢、「この世の中に悪なるものは一切存在してはならない」という、最早限度すら見失い暴走を起こした「正義感」が、以前の騒動を大きくしたのではないだろうか。たしかに、彼らは合法・非合法問わずシノギのために動くかもしれない。その結果堅気の人間にまでその悪影響が及んでいることもまた事実だ。
 しかし、「持ちつ持たれつ」という言葉もある。裏社会と表社会は、文字通り「表裏一体」なのである。表があってこその裏、裏あってこその表である。どちらか一方を消し去ろうとすれば、もう一方も消え去ることは必定だろう。
 
 …そもそも、本当に「悪なるもの」は裏社会にしか存在しないのだろうか。もし、この「正義感」が表社会においても暴走を始めたとしたら、どうなるだろうか。ほら、周りを見れば、少しとも言わず見えてくるだろう。暴走した正義が跋扈する様を。